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2021年3月16日火曜日

春彼岸を迎えて コロナ渦での法要と法事

 春のお彼岸

 桜の蕾も膨らみ始める春の彼岸、コロナ禍でなかなか外出できない日々が続いていますが、そんな時こそ菩提寺を訪れ先祖に手を合わせてみれば、清らかな気持ちに成れる事と思います。寺院もそれぞれ三密を避けるよう気を配って、様々な対策が為されている所も多い様です。昨年と違い、地元の山形県などは今シーズンは大雪だった為、まだまだ雪が残っている場所も多く、墓参の際には滑って怪我などしない様、長靴なども用意した方が良いかと思います。



(お彼岸の意味等は別記事を参照してください)

法要と法事

 法要と法事は同じ意味で使われる事が多いですが、厳密には法要とは亡くなった故人に対する葬いの為の儀式(四十九日法要、一周忌法要、三回忌法要、七回忌法要等...)で有り、法事とはその為に集まったり皆でお参りしたり最後に会食(お斎)するまでの当日の法要に関わる行事全般の事を言います。

 「今年は三回忌なんだけど、法事はどうしようか」など、コロナ禍で通常とは違ったやり方を余儀無くされる事も多いかと思います。春の彼岸は寺院や住職に相談してみる良い機会とも言えます。寺院でもコロナ対策として法要は1日何軒までなどと、通常とは違った方式に変わって来ていますので、日曜や連休などは早めにお願いしておかないと、希望の日時に行事が出来なかったと言う事も有るでしょう。

 内容に関しても、参列者は何人までにするか会食はどうするかなど、親戚も含めて早めに相談しておくのが良いでしょう。コロナ禍ゆえの簡素化も現状では仕方のない事ですが、供養の心を忘れない事が大切だと思います。




2021年3月2日火曜日

東日本大震災から間もなく10年あらためて防災を見直そう

高齢者と震災

 令和3年3月11日、震災から間もなく10年が経とうとしています。10年ひと昔とはよく言いますが、改めて震災を振り返り、今後の防災を見直して見る良い機会だと言えるでしょう。

 死者15899人、行方不明者2527人そのうち高齢者のしめる割合は66%にものぼっています。また震災に関連した持病の悪化、病気の発症による死者の9割は高齢者となっています。

 年齢による体力の低下に加え、避難する、しないの判断力や過去の経験に無い想定外の出来事に対処するのも高齢者にとっては難しい事も要因と言えるでしょう。



災害弱者にならないために

 災害をなんとか逃れ、避難出来ても高齢者には様々な困難もありました。特に避難所生活が長く続くと生活環境が変わって、ストレスや体調の悪化を招く事も多く、通院や薬の処方が止まってしまったりバリアフリー対応ではない場所での不自由も問題点として当時取り上げられました。


あらためて防災を見直そう

 震災以降も地球温暖化の影響などもあり様々な自然災害が「想定外」という謳い文句の中で、日常になって来ている気がします。先日も震度6弱のかなり大きな震災の余震とみられる地震がありました。10年目のこの機会に改めて防災を見直して見る何かの「啓示」のような気がしました。まだまだ若いつもりでいても、かく言う私も10年後には高齢者の仲間入りです。今後の10年をも見据えて、防災について考えねばと思います。

 最後に復興庁の震災10年ポータルサイトのリンクを載せておきます。是非一度ご覧になってください。

 

復興庁東日本大震災発災 10 年ポータルサイト


2021年2月25日木曜日

死とどう向き合うか

 死とどう向き合うか



生命は必ず終りを迎える

 命有るものは必ず終りを迎える、それは自明の理であり紛れも無い事実で有ることは証明の必要も無いでしょう。では生命とは何かを考えて見ると「哲学」「生物」「化学」「宗教」など様々な観点から議論を見つける事ができます。

 我々人間にとっても、生と死は永遠の命題であり逃れられない宿命と捉えても差し支えないでしょう。生まれたからには必ず死が訪れ、いつか来る死に向かって生きているとも言えます。

不慮の死、突然の死

 死はいつ訪れるのか今の我々には知るすべはありません。長寿を全うしたとしても100年もすればやがて必ず死が訪れます。交通事故や心臓病、自然災害などでなんの前触れもなくやって来ることも有るでしょう。病気や疫病などで余命を宣告され、長寿を全うできない場合も多々有るでしょう。

死後の世界

 死後の世界は有るのか?という問題は様々な宗教で違った解釈、或いは似たような解釈がなされてきました。多くは因果応報といった生きている時の行いが死後に影響を及ぼす、といった社会的にも倫理的にも死んだ人以外の利益をも考慮した解釈がなされているように感じます。

死とどう向き合うか

 「あなたの命はあと1日です」と、例えば神様や仏様が枕元でささやいたとします。そんな時あなたはどうしますか?私なら慌てて身の回りを片付けたり、今までお世話になった人に挨拶をしたり、最後の時は親しい友人や家族に見守られながら「あの世」に旅立ちたいと思う事でしょう。

 しかしそんな事を親切に教えてくれる神仏は多分居ないと思われます。「明日死んでも良いように今日を生きる」といった心がけと準備こそが大切でしょう。


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