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2019年6月18日火曜日

神道での墓誌、奥津城誌、何て彫るのが良いの?大人、刀自の読み方は?

墓誌、奥津城誌(奥都城誌)とは

 お墓の脇に名前が彫ってある板状の石板を見かけた事は有りませんか?仏教では「戒名」「亡くなった日」「俗名」(生きていた時の名前)「行年」(亡くなった時の年齢を数え年で)などを彫ります。
 神道ではお墓を「奥津城」(奥都城、おくつき)といい墓碑の前の字も「○○家之奥津城」と彫るのが多いでしょう。「○○家之墓」の場合も有ります。お墓の脇に石の板に名前などを彫っておく場合は、表題は「奥津城誌」となります。これも地方によっては「墓誌」之場合も有ります。


大人、刀自って読めますか?

 神道では戒名は有りませんので、諡名(おくりな)という敬称、尊称を書くのが多い様です。男性の場合は「大人」(うし)女性は「刀自」(とじ)を名前の下に付け、「鈴木太郎大人命」(すずきたろううしのみこと)の様に最後に命という尊号を付けます。


諡と年齢

諡はこまかく分かれている場合も有り、男の子の幼児なら「稚郎子」(わかいらつこ)女の子は稚郎女(わかいらつめ)、少年は郎子(いらつこ)、女の子は稚郎女郎女(いらつめ)、成年は男性は郎子彦(ひこ)、女性は姫(ひめ)、成人は男性は大人(うし)女性は刀自(とじ)、老人は男性は翁(おきな)女性は媼(おうな)などとする場合も有ります。 誰かに付けて貰った仏教の戒名とは違い、尊称ですので大まかに男性なら大人、女性は刀自とする場合が多い様です。また最近の長寿を反映して高齢で亡くなった方は「大翁」(おおおきな)などとする場合もあります。


神道のお墓

 神道のお墓は仏教の物とは違い、三種の神器の剣をお墓に見立てた物も多いと思います。古来から日本人は神道でしたので、江戸時代の神仏分離以前の古いお寺や神社にはどちらの様式のお墓も見られる事も有ります。
 あなたの家の墓地にも変わったお墓がもしかすると有るかもしれません。参拝ついでに墓地を巡ってみるのも面白いですよ。


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