お墓のリフォームとは
先祖代々受け継がれてきたお墓があるが、長年にわたる風化や地震、雨風や日光の影響も有り、だいぶ見た目が悪くなってしまった。あるいは、お墓の土台がずれてしまったり苔やカビが生えてしまった。納骨堂が狭く新しいお骨を収められなくなりそうだ。などなどお墓のリフォームの理由は多岐に渡ります。
石材店に頼むのが最も手っ取り早い方法ですが、先ずは自分でできるだけのことはしてみようとお考えの方、そんなお墓のリフォームを自分でやる場合に考えなければならない注意点を挙げてみようと思います。
清掃
清掃といっても様々ですが、主に中性洗剤を使って綺麗に汚れを落とせばある程度の美観は回復できるでしょう。注意点としては、たわしなどの金属製の部分が有るものでこすってしまうと傷がついてしまうことが有るので、スポンジやナイロンたわしがおすすめです。
石のヒビや目地をふさぐ
古い墓石や周りを囲む石やコンクリートなどが剥がれてしまった場合は、モルタルや接着剤などで補修できるでしょう。最近ではホームセンターなどにも石材用と書かれてある接着剤なども売っていますので、探してみると良いでしょう。
苔やカビ、赤くなったサビを落とす
苔やカビは塩基性の洗剤で、サビは酸性の洗剤で落とすことが出来ますが、両方同時に使うと猛毒が発生するので自分で行うのはやめたほうが良いでしょう。また石の種類によっては、傷んでしまうこともありますので、中性洗剤で落ちなければ専門家にお願いしたほうが無難です。
こまめな清掃が一番
毎年お盆前や彼岸前にお墓の掃除をすると言う方は多いと思います。しかし一年中外で風雨にさらされ、黄砂を浴びているお墓ですので汚れもかなり溜まってきます。
年に1、2回の清掃だけではちょっと物足りないでしょう。月命日や、季節ごとにお墓を綺麗にし手を合わせることで、先祖に感謝し今の自分を見つめ直してみてはいかがでしょう。