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2020年11月16日月曜日

お墓の冬支度、雪害に備えよう

お墓の冬支度もお忘れなく

 間もなく雪のシーズン


 11月も半ばを過ぎ、東北、北海道地方では本格的な雪のシーズンが訪れようとしています。今期の冬はラニーニャの影響もあり、雪が多いと予想されています。

 車のタイヤ交換、庭木のそがき、など冬の前の準備は色々と有るでしょう。そんな中、見落としがちなのがお墓の冬支度では無いでしょうか。

雪の害に備えよう

 お墓の冬支度って何をすれば良いの?と、疑問に思った方も多いでしょうが、雪の多い地方では欠かせない事となっています。特に豪雪地帯では、完全に雪囲いをしている場合も有るようです。

 雪のお墓への被害で一番多いのは、灯籠の傘が落ちたり、倒れたりする事でしょう。特に昭和の初期頃に安価だった為多く流通した、傘の丸い足の細い灯籠が倒れやすい様です。対策としては庭木と同じ様に竹などで囲ってビニールやシートなどで覆うのが一番ですが、すっぽり黒いビニール袋を被せて下を結んで置くだけでも効果は期待できます。

 次に多いのが塔婆立てが倒れてしまう事でしょう。特に年忌法要の後など、沢山の塔婆を立てたまま雪が積もってしまうと、雪解けと共に重みで塔婆立てごと倒れてしまったという事例も多い様です。



 何れも雪が積もっただけで倒れる訳では無く、雪解けの時に日の当たる南側から雪が溶け出して行くので、何日もかけて解けたり凍ったりした雪が、氷の様に重くなり石にくっ付いてじわじわと圧力を掛ける為起きる現象です。

 またお供えに使った湯のみ茶碗が、凍った石の上から滑り落ちて割れているのもよく見かけます。特に新しくお墓を作った方は、注意していただきたいものです。

 本格的な雪のシーズンになれば、墓地の中を歩くのも大変になります。今のうちにお墓の雪害対策を心掛けましょう。


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