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2021年9月10日金曜日

家紋を調べれば先祖が分かる

 家紋の成り立ち

 お墓や仏壇、寺のお厨子や紋付羽織などに家紋が書いてあるのを見たことがあるかと思います。最近では冠婚葬祭以外ではなかなか使われなくなってきた家紋ですが、先祖代々受け継がれた、家を象徴するものと言えるでしょう。

 家紋の元々の成り立ちは、奈良時代頃公家などが牛車に自分の文様として書いたことが起源とされており、室町時代には武家などにも広がり、広く一般庶民が使うようになったのは江戸後期とも、明治からとも言われています。特に戦国時代には旗印に家紋を書き、戦争の時に敵味方を見分けていたため、多くの家紋が派生したようです。



家紋が表すもの

 家紋は日本独自の文化で、大陸から伝わってきて広まったものではありません。文様の中には中国から伝わった絵柄が使われていることもありますが、概ねアレンジされ日本独自の文様となったようです。

 植物、動物、昆虫、生活用品など様々な文様が存在しますが、一つ一つになにがしかの意味合いがあり、詳しく調べて見るのも面白いと思います。現在日本では約2万ほどの家紋があるそうですが、それぞれに祖先の思いや何かの謂れがあって、自分の家の家紋ってこういう意味だったんだと分かると感慨も一入でしょう。



現在では

 文字が読めなかった人が多かった時代は、家紋によってどこの家の者か、どこの親戚かを判別するのにも役立っていたいました。

 現代においては、お墓や仏壇に家紋を書く際、自分の祖先が使っていた家紋がわからないので、新たにデザインするということも儘あります。必ずこうしなければならないという決まりはありませんので、自分の思いを込めた家紋を作るのも一興かと思います。


2021年9月8日水曜日

位牌に書いてある霊位と位の違い

 置き文字

 仏壇に有る位牌を見ると、戒名の下に「霊位」「位」と書いて有るのを見かけたことが有るかと思います。これは置き文字、下文字と言っていわゆる尊称として書かれているもので、必ず書かなければならないものではありません。地域や宗派寺院によっても異なります。

霊位と位の違い

 「霊位」と「位」の違いですが、霊位は主に四十九日前の亡くなった方がまだこの世にいらっしゃる方に対して、あるいは「先祖代々之霊位」のように先祖の霊全てをまとめて書く場合に使われます。「位」は四十九日を過ぎ仏の世界に旅立たれた方に対しての、尊称として書かれる事が多いようです。



白木の位牌と本位牌

 また亡くなってから四十九日法要が済むまでは木を削り出したままの白木の位牌に「〇〇霊位」と書く事が一般的で、四十九日法要が済んでからは黒塗りや金の立派な位牌に「〇〇位」と書くことが多いようです。

 下の写真の右側にある屋根扉付きの位牌は繰り出し位牌と呼ばれ、先祖が多くいらっしゃる方のための物で、屋根を外すと中に板が数枚入っており、その板に戒名を書いて置き命日や法要の際に前に出して見えるようにして、お参りするためのものです。



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