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2023年3月15日水曜日

春の彼岸を迎えて、感染対策も充分に

春の彼岸を迎えて

「彼岸」という言葉は、元々は仏教用語で、この世とあの世の境界線を意味します。仏教では、生と死は繰り返し訪れる輪廻の中で、この世とあの世の境を越えることが必要だとされています。彼岸は、この世からあの世へと渡る境目であり、その境目を越えることで、悟りや解脱を得ることができるとされています。

 春分と秋分の時期に「彼岸」と呼ばれるのは、この時期になると昼と夜の長さが同じになり、日が昇る位置や沈む位置が真東・真西になるため、この世とあの世の境目に近いとされるからです。このため、彼岸には、生死や輪廻の考えに基づく、慈悲や供養などの行事が行われます。






 彼岸のお参りの時に大切なもの

 彼岸のお参りの時に大切なものは、先祖や故人への感謝の気持ちと、敬意を示すための心です。

 お墓参りの際には、手を合わせて合掌し、深く頭を下げてお辞儀をします。また、墓石を拭いたり、花やお菓子を供えたりすることも一般的です。これらの行為は、先祖や故人に対する敬意を表すだけでなく、自分自身が生かされていることや、自分の存在が先祖や故人たちの助けがあって成り立っていることを再認識するためのものでもあります。

 また、お参りの時には、自分や家族、そして先祖や故人たちの幸福や健康を祈り、お願い事をすることもできます。これらの祈りや願い事は、自分自身の心に安らぎを与えると同時に、先祖や故人たちにも良い影響を与えるとされています。お墓参りを通じて、先祖や故人たちへの感謝や敬意を示し、自分自身の心を整えることができます。

感染対策も充分に

 マスク制限も緩和されましたが、彼岸の時期には、多くの人が集まることがあるため、感染症対策が十分に行われていない場合には、感染拡大のリスクが高まります。そのため、彼岸の時期には、感染症対策を徹底することが、周りの人たちや自分自身を守るためにも大切です。

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