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2020年12月29日火曜日

2020年、令和二年を振り返る「コロナに始まりコロナで終わった年」

 2020年、令和二年を振り返る「コロナに始まりコロナで終わった年」

 今年、令和二年を振り返って見ると正に新型コロナウイルス感染症に始まり、年末の今も感染拡大が続いている現状で、今後もまだまだ予断を許さないコロナ禍の年と言えるでしょう。

 今年の漢字1文字は「蜜」だそうですが、私的な今年の漢字は「冠」でしょうか。コロナ禍の今、去年では思いも寄らなかった生活様式の変化も多数見られました。

 以前はマスクをかけて街を歩いている人を見ると、風邪や病気か、はたまたちょっと危ない人といったイメージでしたが、今では公衆衛生上当たり前になっており、逆に着けていない人をみると、何かしらの着けられない病気か、或いはちょっと危ない人といった、昨年までとは全く逆のイメージとなってしまいました。

 映画や演劇、舞台、コンサート、スポーツ観戦なども中止が相次ぎ、大勢での会食も感染リスクが高いということで、注意が呼びかけられています。待ちに待った東京でのオリンピック、パラリンピックも延期となりましたが、果たして来年無事開催できるのかはみなさん疑問に思っているのではないでしょうか。こうした自宅で過ごす「巣篭もり」需要を受け、スーパーやドラッグストアなどは活気がある様ですが、他の業種での経済活動の衰退は世界規模で拡大中です。リーマンショック以上のコロナショックはあらゆる経済活動に悪影響を及ぼし、回復までには何年掛かるか見通しも立たない有様です。

 ワクチンもやっと医療関係者には投与されてきてはいるものの、イギリスやアフリカで出始めた変異した、感染力の高いコロナウイルスも日本にまで入ってきている現状です。

 コロナの時代はいつまで続くのか、来年は終息し景気回復に向かえるのか、世界全体が一丸となって行かねばならないでしょう。歴史を振り返ればこれまでも幾度か病気やウイルスによる世界規模のパンデミックは起きていますが、ITや流通の発展したグローバル社会において、世界が一体となって立ち向かう準備は整いつつあります。そうした中私たち一人一人に出来ることは何なのか、真剣に考えて取り組んで行かねばなりません。

 来年は皆様にとって良い年となります様、心から祈ります。


2020年11月16日月曜日

お墓の冬支度、雪害に備えよう

お墓の冬支度もお忘れなく

 間もなく雪のシーズン


 11月も半ばを過ぎ、東北、北海道地方では本格的な雪のシーズンが訪れようとしています。今期の冬はラニーニャの影響もあり、雪が多いと予想されています。

 車のタイヤ交換、庭木のそがき、など冬の前の準備は色々と有るでしょう。そんな中、見落としがちなのがお墓の冬支度では無いでしょうか。

雪の害に備えよう

 お墓の冬支度って何をすれば良いの?と、疑問に思った方も多いでしょうが、雪の多い地方では欠かせない事となっています。特に豪雪地帯では、完全に雪囲いをしている場合も有るようです。

 雪のお墓への被害で一番多いのは、灯籠の傘が落ちたり、倒れたりする事でしょう。特に昭和の初期頃に安価だった為多く流通した、傘の丸い足の細い灯籠が倒れやすい様です。対策としては庭木と同じ様に竹などで囲ってビニールやシートなどで覆うのが一番ですが、すっぽり黒いビニール袋を被せて下を結んで置くだけでも効果は期待できます。

 次に多いのが塔婆立てが倒れてしまう事でしょう。特に年忌法要の後など、沢山の塔婆を立てたまま雪が積もってしまうと、雪解けと共に重みで塔婆立てごと倒れてしまったという事例も多い様です。



 何れも雪が積もっただけで倒れる訳では無く、雪解けの時に日の当たる南側から雪が溶け出して行くので、何日もかけて解けたり凍ったりした雪が、氷の様に重くなり石にくっ付いてじわじわと圧力を掛ける為起きる現象です。

 またお供えに使った湯のみ茶碗が、凍った石の上から滑り落ちて割れているのもよく見かけます。特に新しくお墓を作った方は、注意していただきたいものです。

 本格的な雪のシーズンになれば、墓地の中を歩くのも大変になります。今のうちにお墓の雪害対策を心掛けましょう。


2020年10月31日土曜日

ハロウィンって何だろう?

 ハロウィンって何だろう?

 日本では10月になると、オレンジ色の飾りつけをしたハロウィン仕様のお店が軒を連ね、クリスマス商戦前の商業戦略に余念がありません。カボチャやお化けのグッズや飾りつけもこの時期の風物詩となっています。



 ハロウィン当日には渋谷のスクランブル交差点に仮装した若者が溢れ、毎年機動隊まで動員しての大騒ぎとなっています。今年はコロナの影響で自粛ムードですが、オンラインでの仮装大会なども多数開催されるようです。

ハロウィンの起源

 ハロウィンは元々は古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていたサウィン祭が起源とされているそうで、11月1日がケルト民族の新年だったためいわゆる大晦日の、!0月31日に祖先が家に帰ってくるのを祝ったお祭りのようです。その際一緒にやってくる悪霊などを追い払うために仮装をしたのが始まりとされています。

キリスト教圏への伝来から日本へ

 キリスト教圏に伝わると、「万霊節」「死者の日」として受け継がれ、収穫祭の意味や先祖を敬うお祭りへと変化して行ったようです。万霊節は諸聖人の日とも言われるように英語風に言えばAll hollys Eveとなりますが、それが変化してHalloweenと呼ばれるようになったのでしょう。日本に伝わると祭り好きな国民性と商業主義がマッチして、仮装パーティ大会の様相を呈していますが、そこには先祖を敬い死者を想ういわば日本の『お盆』や『お彼岸』のような気持ちがある事を忘れてはならないでしょう。


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