和風墓と洋風墓の違い、増えつつある個人墓、パートナー墓
和風墓
成り立ちとデザイン:
- 和風墓は日本の伝統的な墓石で、仏教の影響を強く受けています。
- 縦長のデザインが多く、石材には御影石などが用いられます。
- 墓所の周囲に外柵を設け、複数の世代が同じ墓に埋葬されることが一般的です。
価格:
- 150万円から300万円が相場です。石材の種類やデザインの複雑さ墓地の広さにより異なります。
彫刻される文字:
- 正面には「〇〇家之墓」などの家名が彫られ、側面や裏面には戒名、没年月日、建立者名などが刻まれます。
- 仏教の経文や題目も彫られることが多いです。
洋風墓
成り立ちとデザイン:
- 西洋文化やキリスト教の影響を受け、19世紀以降に日本に取り入れられました。
- 横長のデザインが多く、シンプルでモダンなデザインが特徴です。
価格:
- 100万円から250万円程度。シンプルなデザインが多く、比較的安価な場合もあります。
彫刻される文字:
- 縦書き・横書きどちらも可能で、故人の名前、没年月日、メッセージが自由に彫られます。
- 個性的なメッセージやシンプルな名前のみの場合も多いです。
個人墓
成り立ちとデザイン:
- 個人墓は、特定の個人のために建てられた墓であり、一般的に一人用の小さな墓石です。
- デザインはシンプルで、故人の個性を反映させることが多いです。
価格:
- 平均的には50万円から150万円程度。選ぶ石材やデザインにより価格が変わります。
彫刻される文字:
- 故人の名前、戒名、没年月日が彫られます。
- 個人の好きな言葉やメッセージも刻むことができます。
パートナー墓
成り立ちとデザイン:
- パートナー墓は、夫婦やカップルのために建てられる墓で、一緒に埋葬されることを前提としています。
- デザインは二人の関係性を反映させたものが多く、ハート型や二人の名前を並べたものなどがあります。
価格:
- 平均的には100万円から300万円程度。選ぶ石材やデザインにより価格が変わります。
彫刻される文字:
- 二人の名前、戒名、没年月日が彫られます。
- 二人の思い出や共通のメッセージを刻むことも多いです。
まとめ
和風墓は伝統的で格式高く、洋風墓はシンプルでモダンな形が好まれています。個人墓は故人個人のためのシンプルな墓であり、パートナー墓は夫婦やカップルのための墓です。それぞれの選択は、家族の文化的背景や個々の好みによるところが大きいです。価格もデザインや素材によって大きく異なるため、具体的なニーズや場所に応じて検討することが重要です。
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