健康食品やサプリの氾濫
「○○を飲むと体に良い」「○○は病気が治る」といった健康食品やサプリメントは巷に氾濫しているとも言える昨今、本当に効果があるものから全く根拠の曖昧なものまで、多数出回っている様です。
健康に良いと聞くと、じゃあ試してみようかなという気分にもなりますが、薬にはリスクも付き物ですので宣伝に踊らされずにきちんとした知識を持って使いたいものです。
関節の痛みにグルコサミンは?
高齢者になってくると膝の関節にあるクッションの役割をする軟骨が段々すり減って、痛みを感じたり動きが悪くなったりします。しかし軟骨の成分を含むグルコサミンを含むサプリ等を接種しても、関節炎には若干の効果は認められるが、慢性的なものには効果は無い様です。
ビタミンCは癌に効くのか?
ビタミンCはコラーゲンを生成するとともに抗酸化物質としても、無くてはならないものですが、近年話題になった癌に対する効果はどうでしょう。
研究結果では、癌に効くという結果と、効かないという結果の両方があり、まだまだ研究が必要な様です。
風邪等の緩和にもビタミンCは良いとされていますが、取りすぎると逆効果になる場合も有るようなので注意が必要です。
保険機能食品
まだまだ様々な健康食品やサプリが有りますが、「機能性表示食品」は国(消費者庁)が審査をしておらず、事業者の責任で販売しているのもの、「特定保健用食品(トクホ)」は国が安全性や有効性を審査しているものです。その他にビタミンやミネラル等を補給する目的のサプリ等は「栄養機能食品」と呼ばれます。
これら3つを合わせて「保険機能食品」といいますが、どれも薬ではないので病気を治す薬の補助的な役割として考えた方が良いでしょう。
また、薬と併用する場合も取り過ぎはかえって逆効果になる場合も有りますので、素人判断で摂取せずに、医師や薬剤師に相談するのが良いでしょう。
健康食品の安全性有効性情報はこちらのリンクから、調べたい語句を入力すると詳しい情報がご覧になれます。
https://hfnet.nibiohn.go.jp/
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