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2019年6月13日木曜日

墓じまいのメリット、デメリット

子孫が居なくなる方の為の最終手段

 子供も居らず、親戚もお墓を守ってはくれそうも無いと言う方は、先祖代々のお墓を取り壊し、更地にして寺院や管理者に返す、いわゆる「墓じまい」を考えなければならないでしょう。
 墓地は特殊な場合を除いて寺院や墓地管理会社などから「使用料」を納めて借りていることになっています。
 管理者にとっても誰も看る人が居ない墓地を更地にして返してもらえれば、「無縁墓」となってしまった墓地の処分費なども掛からず、むしろ有り難い事だと言えます。


遠方に墓地が有る為

 また遠くに実家のお墓が有り、墓参りにいくのも大変でなかなか墓地の手入れも出来ない、という方も「墓じまい」して実家の近くの墓地に納め直すという事も多くなっています。

お骨をどうするか

 さて墓じまいしたお骨をどうするか、遠方に持って行く方は受け入れ先が納骨堂などの場合は、お骨の量も考えねばなりません。骨壺1つしか持って行けないなどという場合は、旧墓地の合祀墓に納めるということが一般的です。
 子供も無く、将来は自分を看てくれる方が居ないという場合は、先祖のお骨は永代供養して貰い、将来は自分も永代供養をしてもらう様、菩提寺などに予約するのがよいでしょう。

永代供養

 永代供養にも様々な形態が有り、一般的には納骨堂に納め、仏教の場合ですと13回忌や27回忌、33回忌迄は寺で法要を営んでもらう料金を一括で納め、その後は合祀するというのが多いでしょう。
 また最近では「樹木葬」「海への散骨」「宇宙葬」「手元葬」など様々な埋葬方法?が見受けられ話題となっていますが、ごく一部にすぎないでしょう。
 合祀(他人のお骨と一緒に埋設)されてしまうと、後からやはり小さくてもお墓を作ろうと思っても出来なくなったと後悔する事も有る様です。樹木葬なども同様にのちに取り返す事は出来ませんので注意が必要です。

気持ちの整理をはっきりと

 先祖代々受け継がれて来たお墓を取り壊すのは、たいへん心が痛む物ですが、将来を考え無縁墓にしないよう、気持ちをしっかりもって対処する事が肝心です。

 墓じまいに掛かる経費などに付いてはまたの機会に書いてみたいと思います。



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