京都仏教界、拝観料などをキャッシュレス化する事は反対
共同通信 2019.6.28
神社仏閣でも導入が進むキャッシュレス決済について、京都仏教会は28日、京都市で記者会見し、信者の個人情報が第三者に把握される恐れがあるとして「お布施などの宗教活動で受け入れないことを求める」とする声明文を発表した。
「布施の原点に還る」と題された声明文は、法要や拝観などの宗教行為は「信者の心、魂を仏様に奉げるもの」で、収益事業とは違うと強調。「信者および寺院の行動が外部に知られ、宗教統制・弾圧に利用されることを強く危惧する」と懸念を表明した。
同会は昨年9月ごろから、専門家や宗教関係者を交えた勉強会を開いて対応を検討した。
宗教とキャッシュレス化
京都のような毎日多くの人が参拝する所では、拝観料なども相当な数に上り、拝観者や信者にとっても利便性は高いでしょう。
しかし、京都仏教会が懸念する様に個人情報をどう守るかも、情報流出が未だ後を絶たない現状に置いて考慮すべき点だと思います。
平成元年にも有ったプリペイド問題
京都仏教会のページを見ると、平成元年にもプリペイド方式による拝観への反対声明分が載っていました。
宗教に銀行や他の企業が介在してしまうという事の問題点に付いても触れられていますので、ご参照下さい。30年以上前から問題は合ったんですね。
今後の社会では、キャッシュレス化が避けられない時代となる事は間違い有りません、外国人参拝者や、観光客にどう対応して行くか、まだまだ課題は多い様です。
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